16 August, 2009

Soulmates / DJ Nobody



発表は2000年8月。
DJ Nobodyの作品は数有り、また彼の活動も多岐に渡るが、彼の芸術性が最も荒々しく発揮された作品だと思う。
私の中では最高傑作として今日でもNobodyといえば本作を真っ先にイメージする。

Tr.5"Outbreaks"、Tr.12"Sixth Sense"など、Scott Herenにも通じるギリギリのRhythm遊びと、美しく繊細なMelodyと低音の心地よさの最大限のMix、それでいてあくまで本作ではSamplingをBaseとした曲作りがあくまで「HipHopであること」から外れておず、彼らしさが随所に散りばめられている。
往年のDJ Krushと同じ方向でありながら、DJ Nobodyの方がよりオーガニックで静かだ。
これは後年のRelease作品の数々からも、彼自身がおよそ美しく寂しいMelodyを愛するArtistなのであろうことが想像される。

Club向きでありながら、Club帰りの少し肌寒い夜明けの方が似合う気がするのは私だけだろうか。


Nobody - Soulmates

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