10 August, 2009

Trandition In Transition / Quantic and His Combo Barbaro



Quantic and His Combo Barbaro - Tradition In Transition

Tru ThoughtsのQuanticことWilliam Hollandの最新作。

最近職場である六本木ヒルズの5F/6Fフロアで始終流れっ放しの最高にご機嫌なLatin Musicを検索してみたところ、どうやらこいつはQuanticの最新作らしい、ということで早速Webから1Click購入してみた次第だ。
Releaseは2009/7/1にBeat Recordsから。

Combo Barbaroとは直訳すると、“異邦人の集団”、もしくは“非ヨーロッパ人達”。
The Quantic Soul OrchestraプロジェクトのNext Phaseとして新たに結成されたこのプロジェクトは長らく続いてきたFunk MusicへのリスペクトからよりCalibian Music、Roots Musicへ移行し、より開放的になった印象がある。
また今までのClub Musicから一気にドLatinへ。

詳細なProfileはBeat Ink.のWeb Pageから引用するに留める。



私があえてこのPageで特筆するならば、このアルバムは今年のMust Itemの内の一枚に確実になるということ。
間違いなく2009年の夏を一つ象徴する作品の一つになるだろう。

Fela KutiとBreakestraが出会い、カリブ海でSessionを繰り広げているような情熱的な高揚感があるかと思えば、Side-C(Tr.7:Albela)ではどこかIndia + Afro Beats的なアプローチもあったり、Tr.11:Arianitaではどこまでも青空と青い海が広がる湾岸道路を車で走るような爽快な楽曲もあり、たった1週間でRecordingをしたということからいい意味で「出し切った」感のある程充実した作品だと思う。
改めてWill HolandのすさまじいCreativityと底の無い感性を感じる。

また一つ壮大な才能に触れることができて、私は幸せだ。


なお最後に購入に当たってもしAnalogを聴く事の出来る人はAnalog盤を購入する事をお勧めする。
何故ならば本作はVinylを購入するとCD付いてくるので、自ずと両方手に入るため、Analogの方がお得だ。



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<原文:Beat Ink. Official Page>
http://www.beatink.com/br/brc235/index.html
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「予想外もいいところ......『マス・パン』ではラテン・ファンクとフェラ・クティが合わさっ た感じのグルーヴにスティール・ギターが絡み、怪しげな場末風のピアノから始まる『リンダ・モレナ』ではニュー・オーリンズのドラマーとソウル歌手が昔の サルサ・バンドに飛び入りしたようなノリがあり、これはたまりません!」
ピーター・バラカン (ブロードキャスター)

「back 2 basic。時代が一回りして、音楽を満たす素養と基本のグルーヴこそが最先端なんだということを確認しました。温かく、そして獰猛。」
須永 辰緒 (DJ/プロデューサー)

「2006年プエルトリコのThe Candela All StarsをフィーチャーしてブルックリンのNickodemusと共同プロデュースした"Mi Swing Es Tropical"あたりから、QuanticことWill Hollandの楽曲のファンクネスには、民族性(特にラテン)からの影響が強く現れ始めた。その後コロンビアへの移住、2枚のアルバムのリリースを経て このアルバムでその情熱は遂に結実した。あまりにもフラットな現代のメインストリームの音楽シーンに異論を唱えるかのように有機的で音楽への愛情がたっぷ り詰まった作品は、個人的に今年のベストアルバム入り間違いなしの傑作。音楽が本来の居場所に帰ってくる、そんな予感がしてならない今日この頃。」
松浦 俊夫 (DJ)
web magazine OPENERS


欧州、南米のツワモノが参加したヴィンテージな音鳴りが堪らない
南米コロンビア産のディープ・ファンク/ジャズ/ソウル〜まさに”NOW AGAIN”な傑作かと!
野見山 実(HMVジャパン商品企画部)
HMV - Quanticニュース
HMV「上半期ワールド・スタッフランキング」No.1獲得!!


混沌とした現在、このリラックス感は最高の良薬だ!
どこかで聴いた事があるようでいてフレッシュなこの湿度高めの響きは、無条件に楽しく、またハートに深く染み入る。
石井亮 (J-WAVE Worldwide)

彼の地に身を移し、中南米の大御所達との親交から紡ぎだされた豊潤なラテングルーヴ。
織り重なるバイブス滲みでる情景。彼の地を巡る60分間のMUSIC TRAVELOGUE。極上。
松山 耕平 (タワーレコード難波店)
bounce.com - Quanticニュース



喧噪溢れるマーケット。古びてはいるものの、活気のある街並。
そして彼のスタジオに集まるさまざまな国籍のミュージシャンたち——。


近年、カリブ諸島、ラテン・アメリカ、そしてアフリカに存在する未開の音楽に、急激に世界の関心が集まっている。そしてそのムーブメントの先頭に立ってい る最重要人物の一人が、<トゥルー・ソウツ>が誇る天才マエストロ=クァンティックことウィル・ホランドであり、彼の最新プロジェクトQUANTIC AND HIS COMBO BARBAROは、そのムーブメントを形にした代表と言える。
これまでに様々なスタイルの作品を生み出してきた彼のキャリアの中でも、最高傑作になるであろう今作『Tradition In Transition』は、アメリカ/ヨーロッパの外にあるあまり知られていない場所に眠るファンキー・ミュージック、ストリート・ミュージックへの焦点 を広げていこうとする試みである。
日々変わり続けるメインストリームの音楽シーンから距離を置き、独自の進化を続けるクワンティックの底知れない可能性が集約された今作、必聴である。

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