31 May, 2009

THIS IS MY SHIT / 80kidz

先日の買い物は当たりばかりだった。
その中の1枚、何よりも最初に紹介したいのは80kidzの新作"This is my shit"だ。

80Kidz - This Is My Shit

この作品は久しぶりにぶっ飛んだParty Albumだ!
間違いなくここ数年でリリースされたTechnoの中でベスト5に入る。

Square Pusher、Flying Lotus、Aphex TwinなどのElectronicaの重鎮とこの作品の共通したポイントは"Live感"だろう。
Club Musicはかくあるべきと頷きたく、、、いや、踊りだしたくなるほどLive感がぎっしり詰め込まれた素晴らしい作品だ。
Tr.3"Flying Buttress"を聴いてほしい。
このintroのわざとらしいくらいドラマチックなSynth音、最近珍しいくらい生々しいSynth Bassの響き、80年代Detroit Technoを彷彿とさせるBeat。
そして良い意味で整理しすぎていない音の詰め込み具合。
その全てが爆音で鳴らした時、目の前で彼らのDJ Playが繰り広げられているのが見えてくるような気がしないだろうか。

Floorの楽しさを深く理解した音作りと、作り手としての遊び心(オタク心)が良いバランスで含まれた名作だと思う。
作品の随所随所に思わず「にやり」とさせられるPlayが詰め込まれている。
それでいて奇をてらっていないところが凄い。


「世界に通じる日本人」という紹介文が彼らに掲げられているレコード屋のReviewを見ると、今の時代でもそんな陳腐な表現が成り立ってしまうこのガラパゴス化した日本のMusic Sceneには正直寂しい気持ちになるが、きっと彼らは何も気にしていないのだろう。
80's Kidzはそんなものを気にしないでいられるくらい、十分にInternationalな感性を持っているのだ。Globalなんて表現はもう陳腐だ。

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