20 July, 2009

iPhoneでTwitterをするのなら...




 Twitterというサービスをご存知だろうか?



 「今何してる?」という質問に対しての応えを人それぞれにつぶやき、それをUser同士が相互に見るためのBlogサービスである。
アメリカを起点に、各業界のセレブやMusicianなどが利用をしていたところから爆発的に人気を博し、今日では日本国内でもなかなかの知名度を得てきている。

 当然ただのSNSとしての利用もそうなのだが、1)100文字程度の単文の繰り返しで更新するため気軽に楽しめ、2)他のSNSのように余計なサービスが全て省かれており、3)気軽なものだから皆が凄いスピードでアップをするため、情報がよりリアルタイムに集まる、といった特徴を持つサービスだと思っている。
特に3)のリアルタイム性がTwitterを今日特に特別なものとして皆に認知されている要因だと思う。
特にNewsや情報を発信する類のサービスサイトは既にそのサイトと連動したTwitterのAccountを皆つくっており、記事の更新はみんなTwitterから確認しているなんてこともある。
Newsのようにリアルタイム性の問われるメディアでは、Twitterのようなサービスは最適なのだ。
(RSS Feederの代わりみたいなもの?)

 同時にメーカーなどの情報を欲している企業からも、このTwitterをサービスに利用するという動きがある。
例えばアメリカのPCメーカーDellでは、製品の特化品の発売情報の発信と、製品サポートや顧客の声の収集にこのTwitterを使っている。
 今日製品の操作方法などをわざわざメーカーに電話をかけて解決する人は少ない。
何故ならわざわざ電話をかけてもまず繋がらないことが多く、繋がってもたらい回しにされ、そうかと思えば別に直接修理に来てくれるわけでもなく、結局は購入した量販店などに持って行かなければいけないことがしばしば。
現代の人ならGoogleで検索してまず自分で解決できる方策を探るだろう。
もしかしたらmixiやfacebookといったSNSでそういったコミュニティを探して、詳しそうな人に解決方法のコメントを求めるトピックを立てるかもしれない。
しかし当然メーカーはこういった顧客の声が集まらなければ、競争力のある製品の開発はとてもできない。
だからようやく最近は企業側がコンシューマーの溜まり場であるWebサービスに歩み寄って、より顧客の視点に合わせてサービスを展開するようになってきている。



 さてそんなTwitterだが、「呟く」という行為の特性上「いつでもどこでも手軽に、リアルタイムに更新ができる」ことが望ましいので、もっぱらPCからネットでアップするよりもiPhoneやBlackBerryで更新をする機会の方が圧倒的に多い。
特にiPhone Userであればかなりの数の人がTwitterを楽しんでいるだろう。
FollowしているUserの数が増えると1時間に100以上の記事がアップされることもあり得るので、「UserをGroup分けする機能」や「どこまで読んでいて、どこから未読の記事なのか」が分かると扱い易い。
せっかく呟くのであれば写真をアップロードする機会はBlogよりも多いと思う。iPhoneやBlackBerryならGPSによる位置情報の更新もしたいところ。
動作が重いのでは話しにならない。すぐに立ち上がって、すぐに書き込んで、すぐに落とせることが必須だ。



 こんなわがままだが、Twitterを本当の意味で楽しめるようにするための必須アプリが、本文で紹介する"Twittelator Pro"と"Tweetie"だ。
Twitterを遊ぶためのアプリケーションは同じiPhoneのものでも本当に沢山ある。
無料のものもあれば有料のものまで、機能が多くて使い辛いものから、機能が少ないがシンプルなものまで、多種多様である。

 ここで紹介するのは私自身が色々と試した末に、必ず気に入る類のものが見つかるだろうと思えたこれら2つを紹介する。

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1. Twittelator Pro
1.4MB ¥600
記事掲載時点ではV3.0.1
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といいつつもどちらかというと私はこちら推しだ。
ただ雰囲気としてはHeavy User向けなので、まだTwitterにどのくらいハマるか分からない人はTweetieの方が良いかもしれない。

1)良い点
 ・複数Account対応である。
 ・Tweetの未読/既読の判別が付くため、大量に読みさばいても読みこぼしがない。
  またUserをGroupでも分けられるため、読むTweetを整理できる。
 ・@(Reply)やDM(Direct Message)の未読件数が数字で表示されるため、見落としがない。
 ・連続した@(Reply)の変遷をConversationとして一括して読める。
 ・RT(引用)文対応、#(タグ)対応。
 ・Landscape状態のKeyboardに対応。
 ・ブラウザを内蔵しているため、アプリを立ち上げたままリンクのWeb Pageを読める。
  またTweetをMailで送るときもMailアプリをTwittelatorと同時に立ち上げられるため、
  送り終わった後にまたTwittelatorを立ち上げるという手間がなくてよい。
 ・その他今いる地点の近くのTweetだけ見たり、TweetのTrend、正確な検索機能など、
  およそ必要と思われる機能でできないことはほぼない。
2)悪い点
 ・ちょっと動作が遅い(あまり気にするほどでもないが。)
 ・写真をアップする時、TwittelatorからCameraを起動すると保存にもの凄い時間がかかるので、
  かならず事前にCameraで撮って、その後でカメラロールから読み込む必要がある。
 ・機能が非常に多いため、iPhoneのどこを押すとどういう機能が起動するのか、慣れるまで全然わからない。
 ・私は気にしないが、人によっては値段が高く感じるかもしれない。

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2. Tweetie
0.7MB ¥350
記事掲載時点ではV1.3.2
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最初に私が使ったのもこのアプリで、本当に良いアプリだと今でも思っている。
恐らくTwitterにどんな機能・遊び方があるのか分かるまではこのアプリで全く問題ないだろう。
物足りなく感じたらTwittelator Proに買い替えをしても構わない。


1)良い点
 ・Twittelator Proと比較して価格が安い。
 ・複数Account対応。
 ・とにかく軽い。サクサク動く。サクサクできるからTwitterの楽しさが伝わり易い。
 ・UI設計が優れていて、大体どこを触ればどういう機能が起動するかが分かり易い。
 ・なんとなく画面が可愛く、完成度も高く見える。

2)悪い点
 ・未読/既読の判別ができないため、どこまで読んだかわからなくなる。
 ・検索機能が弱い(気がする)。
  検索結果を見ても何を見て検索してきたのかよくわからない。
 ・Apps標準で投稿できるものは投稿、@(Reply)、文面の引用、DMくらいで、Heavyに色々したい人には少し機能が足りない。

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